おひとり様と財産管理等委任契約 【行政書士オフィス未来計画】
2020/11/27
意識のはっきりしている間は見守り契約、認知症になったら任意後見契約ですが、
意識がはっきりしていても身体がいうことを聞かない場合があります。
日々の財産管理をどうするか?郵便局に行くのも不自由な方もいらっしゃいます。
銀行預金通帳と印鑑を預かり、月々きまった金額を下ろして持ってきてくれるという
サービスは、地方の社会福祉協議会は行っていますが、都市部ではマンパワーが足りず
そのようなサービスを行っていません。
身寄りのないおひとり様が、身体が言う事を聞かなくなり日々のお金の管理もままならない場合は、
「財産管理等委任契約」
を結び、自分の財産を管理してもらうのが一番です。
病院に入院するにも施設に入所するにも手続きが必要です。認知症になれば任意後見の後見人が
行ってくれますが、意識がはっきりしていれば任意後見契約は始まらないので、結局自分で
手続きするしかありません。そのような場合、財産管理等委任契約を信頼できる人と結んで
任せてしまうのが一番です。
自分の財産の管理を任せるので、それこそ間違えのないしっかりした人にお願いする必要があります。